地元食材にこだわるラーメン店を目指して
天垣内ラーメン 星と月 オーナー
ラーメン店を始めようと思ったキッカケはありますか？
僕がオーストラリアに居て、日本に帰ってきて畑をしたい。
日本の一次産業（GDP）国内総生産下がっている、じゃあ自分が何かやったらと言うことでどうも、農業だけやったら難しい。
それが僕が料理人であるのにもかかわらずやっぱこう形にしたいなと思った所だと思います。
千種町ってところがありまして、そこの養鶏が、平飼いっていう、自然に鳥が動き回っとる養鶏方法なんですけどそれをやっていました。その価値が卵1個100円なんです。高いですよね。
でも高いってだけでなかなか知ってもらえないそれはあかんと。
やっぱりこう、何かが良い悪いではなくて、一生懸命作っておられる養鶏、自然養鶏があったのにも関わらず、それをどうやったら表現できるかと言うところで、卵だけじゃなくて鶏がら、そしてモモ肉、全部使えるラーメンにしようということが一番最初キッカケですね
インタビュー動画
大和ラーメン学校を 受講しようと思ったキッカケは ありますか？
そもそも僕が悩んでいたのが
ラーメンを作ったことが無い私がどうラーメンを作れるか？和食料理でずっとやってきた中で、正直ラーメン作りをなめていましたね。
やっぱね、和食の延長線上で出来るだろうと思ってたんですね。
ですから、麺も自家製麺ではなくて、いきなり機械を買うのは高いから、それを抑えるために、知り合いから麺帯を買ってそれを自分で手切りしようと言う甘い考えをしているわけですよ実は。
ところがどうでしょう、大和さんの製麺機を使いだしたら色々なことに表現できることに気づくわけです。
その中である知り合いから聞かして頂いてすぐに大和さんに訪問させて頂いたということが受講のきっかけです
受講後の効果はありましたか？
効果と言うか今ラーメン作れているのは大和製作所さんでのラーメン学校の経験がなかったら出来ていないですね。
まずお客様がラーメン学校に行く前に食べていたお客さんが久々に来はって、「えっ？」って言葉が出んくらいに驚かれ凄い喜んでもらえるでしょ。
でも僕のうちにあるのは、大和さんで習った濃度計だったりとかダシをひく時の温度帯だったりとか、グラムとかそういうのがベースにあるので前みたいにふわふわして「大丈夫かな？」とかではなくて、きっちりこれが僕のラーメンです！と出せるようになってます。
いわゆる後押し、僕の背骨がびしゃっとなった感覚ですね
そんなにお客さんの反応が目に見えて変わったんですね
目に見えて変わりました。
特に、大人の方よりも子供の方、子供さんの方が、より伝わってんじゃないのかなと思ってます。
何回も見ているので確信に入っているんですけど一番は親御さんが驚かれているんですよ。お子さん見たらバクバク食べておられるんですラーメンを。
「替え玉～！」って言ったりとか、それを見て親御さんに「よく食べてるんですね」と声かけたら「これ初めてなんです」って。うちの子ラーメン嫌いだからって言う方、そのシチュエーションを何回もお見受けしています。
地元でしかできない天然素材を生かしたラーメンを届ける
やっぱこう味にこだわることも大切なんですけど、大和さんも同じコンセプト。いわゆる天然素材を使うということそれを純粋にどう届けるかっていうところですよね。
原材料は、自然と書いてるんですけど、自然の意味っていうのは僕そう先ほどの事業始めたきっかけで、初めてから気づいたことなんですけど、ラーメンをやるまでは良かったんです。
じゃあ、どんなラーメンってなるじゃないですか。ああ、また鳥やな、鳥ガラやな、鳥パイタンも好きやなってなったんですけど、そこで僕やりたかったことはこの田舎でしか、波賀町でしかできないラーメン、それを考えたんですね。
その公案ってのがすぐそこにある東山っていう山水を汲みに行くこと。そしてこの播磨の地を生かした播磨の小麦、播磨の醤油、塩全部こうこだわっていて、実際自分自身もそこで、まあいわゆるこういう養鶏に携わらせていただいたりとかするということ。
新しい考え方の飲食店になればなと思ったんですね。いわゆるここまでドライブしてきて今日も3、4時間来てもろたですけど、来てよかったなと。途中のそのドライブコースの自然の力、川の水も見られたと思うんですけど、すごいんですよエネルギーが。で、こういうところでただたんにラーメン食べに来たんじゃなくて、そういう自然の空気吸ってもらったりとか、できるのが田舎の良さじゃないんかなと思って。
お客さんの商圏が少しずつ広がってきている感じですか？
そうですね、特にその先ほど申し上げた通り大和さんの学校受けた以降は、もう自分も、もう安定してさっきの濃度測ったりとかしてるんで、いつも同じクオリティをコンスタントにできると、同時にやっぱ県外とかからね。ここ通られるんで、「え？こんな田舎で」って、やっぱねなるんですよね。もう限界集落もええところなんで。僕はここの村の人の誇りになりたいし、やっぱ未来の日本のために、作らしていただいてるんだなという認識ですね
ラーメン学校に参加して 正直な感想を聞かせてください
全部に意味がありました。
実技、講義、いわゆる座学っていうのもどんなことするのかなと思ってたんですけど座学を知ったうえで、実技に入る。
あとから振り返るとちょうどバランスも良かったんじゃないのかなと思ってます。時間的バランスも。座学は座学、実技は実技で置いているやり方がすごく僕にとってもわかりやすかったし、他の受けておられている生徒さんも、やっぱりしっかり学ぶことは学んでそれを実践で生かすって言う意味ではすごく、良かったんじゃないのかなと思います。
今後の夢はありますか
引き続きラーメンというものをきっかけにですね多くの人に食というものを知って頂きたい。
食というものは、日本の国力にも関わるわけですよ
だから、食が正されたら人の心や体も自然とね良くなってくるので引き続きこれをしつつ、多くの人に感化、特に世代も関係なくこれからラーメンをされたい方とか飲食店を田舎でやりたい方とかこれでいいんだと、こういう方向性でいいんだ時代のパイオニアとして続けていくことですね。
そして今と変わらない気持ちでこれから未来に向かっていきたいと思います
