一番多く、かつ悪いパターンは、テーブル席ばかりでレイアウトしてしまうことです。平日の昼間は、1人客がかなりの数に上ります。したがって、20座席前後の店舗で4人がけのテーブル席を置いてしまうと、最近のお客様は相席を嫌がる人が多い傾向があるので、満席率が極端に悪くなってしまうのです。これでは席数を活用できず、売上があまり上がりません。例えば、4人がけテーブルが5個で、20人席の店を作ると、最悪5人で満席になってしまいます。
比較的小さい店舗の場合、ラーメン店ではカウンター9席、天ぷらの調理があるうどん店やそば店ではカウンター18席が最も効率が良くなります。ある有名ラーメン店では9席のカウンターのレイアウトで、厨房内の2名のスタッフで1時間に5回転、10時間営業で450人のお客様をさばいています。
またカウンターのみの店内レイアウトは、ホールにスタッフが不要というメリットもあります。