居酒屋風を一新
ラーメンに特化し豚骨ラーメン専門店に
オープンから1年経過した時に、当初採用した4名の内の店長が不祥事を起こして、退社になり、続いて2人も辞めてしまい、人の問題がありました。当時は社長である主人がラーメン店の方も管理していたのですが、建設業も管理しなければいけなくて、手のまわらない所も出てきてしまって注意監督できる人がいないから、残った1人の社員の人が自分で判断して、社の方向性に合わないこととかも勝手に判断されていたというような問題が勃発しました。
そこで、オーナーが建設業と飲食の両立は難しい。このままいけば、飲食の方は閉めなければいけないかもしれないと私のところに相談に来ました。その頃の私は事務の仕事をしていて、子供も小さかったので育児もしつつな状態だったのですが、こちらの都合で急に閉店はスタッフに対してもお客様に対しても失礼であり、してはいけないことではないか。と思って、私がお店に入ります。と言ったんです。
それまで飲食業の経験はなかったんですが、ラーメン屋に入って一生懸命やっていた時に現在の現場統括である戸川が入社。戸川の経験もいかしながら共に立て直しを始めました。
実は最初、店名も「博多ラーメン&ダイニング ばり」としていて、夜の時間帯は居酒屋風にしていたのですが、お客様からすると、ここは車でくる立地でしたし、ダイニングで長居するお客様も多く、ラーメンを食べたいお客様がなかなか入れないという状況になっていました。
ならば、と思い一新して「博多とんこつ ばり」としてラーメンに特化し豚骨ラーメン専門店として生まれ変わったんです。
居酒屋形態が好きだったというお客様からお怒りの声もありましたけど、店の使命として「美味しいラーメンを食べていただきたい」という方向に変え、豚骨スープを主軸として本格派の豚骨博多の創作ラーメンを提供していくことにしました。