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「言葉」では成立しない

「食べやすい」「健康に良い」「美容に良い」。

これらは一見、とても魅力的な言葉です。

しかし実は、この価値は言っただけでは価値になりません。

では、何がそれらの価値を本物にするのか。

答えはシンプルです。

その価値を本当に成立させている正体は、食感設計=消化設計にあります。

最終的にお客様が判断するのは、

  • ・口の中でどう感じたか
  • ・食後、体がどうだったか

この体感だけです。

価値は、設計された食感としてしか成立しません。

「問題解決」へのシフト転換

変化は好機

北米・欧州を中心に、麺を取り巻く環境や麺の世界では明確な変化が起きています。

お客様が選んでいるのは、もはやカテゴリーではありません。

選ばれているのは、自分の問題を解決してくれるかどうかです。

実際に選ばれている理由は、こんな声です。

  • ・今日は軽く食べたい
  • ・胃に負担をかけたくない
  • ・でも満足感は欲しい
  • ・罪悪感なく食べたい
  • ・健康にも美容にもつながると嬉しい
  • ・そして、それを続けたい

つまり今、麺の世界は「うどん」「そば」「ラーメン」という名称で切られる時代を終え、問題解決軸で再編され始めています。

だから海外では、うどん・そば・ラーメンの境界線が、どんどん薄くなっているのです。

コンビニとレストランの決定的な違い

昔の商店街には、豆腐屋・天ぷら屋・魚屋など単一カテゴリーの専門店が並んでいました。

しかし今、それらの多くはコンビニに置き換わっています。

コンビニは、小さな店舗に何千もの商品を並べ、「時間と手間を省きたい」という問題を解決しました。

コンセプトは明確に「利便性」です。

一方、レストランビジネスはどうでしょうか。

コンビニや量販店ではカバーできない、別の問題解決を提供する場です。

一鶴が強いのも、スターバックスが強いのも、単に商品が良く・美味しいからではありません。

お客様の「こうありたい」「こう過ごしたい」という問題を、体験として解決しているからです。

お客様の問題解決としての麺体験を提供できているか。

ここが、これからの勝敗を分けます。

うどんが持つ構造的な強さと強くなる理由

さぬきうどん

ラーメンは世界中に広がりました。

しかし、広がったからこそ、競争は激化し、同質化も進んでいます。

同時に、世界中で増えている声があります。

  • ・重いものは毎日は食べにくい
  • ・食後に残る感じが嫌だ
  • ・体を整えたい
  • ・健康や美容を意識したい

これらの問題に対して、うどんは構造的に非常に強い。

うどんは、

  • ・食べやすさ
  • ・軽さ
  • ・食後の整う感

を設計・構造として作りやすい麺です。

さらに海外では、麺(うどん・そば・ラーメン)の境界が薄くなるほど、うどんは「麺のOS」として中心に立ちやすくなります

健康・美容・ライフスタイルという価値を載せられる、土台になれる麺だからです。

最後は食感で判断される

  • ・健康に良い
  • ・美容に良い
  • ・食べやすい

これらは、言った瞬間に疑われます。

なぜなら、お客様は最後にこうして判断するからです。

  • ・口の中で、どう感じるか
  • ・食後の体が、どうだったか

つまり勝負は最終的に、食感設計=消化設計に集約されます。

「食べやすさ」は、分解できる「設計対象」

海外で「食べやすい」と言われるとき、それは単なる柔らかさではありません。

食べやすさは、分解できます。

  • ・噛み切れ
  • ・のど越し
  • ・口の中でのまとまり
  • ・飲み込みやすさ
  • ・食後に重さが残らないこと

このすべてが満たされたとき、初めて「食べやすい」が成立します。

だから、食べやすさは、明確な設計できる価値・対象なのです。

健康・美容は「材料」ではなく「構造」で決まる

健康や美容というと、多くの人は「良い材料」「良い成分」に注目します。

しかしレストランの勝負は、そこでは終わりません。

同じ原料でも、

  • ・どういう食感にするか
  • ・どう口の中で崩れるか
  • ・食後にどう体に残るか

これによって、体感は大きく変わります。

健康・美容は、最後は作り=構造で決まります。

続く健康・美容のための価格帯

健康も美容も、続かなければ意味がありません。

だから主戦場は、「上質だが、頑張れば日常で選べる価格帯」です。

つまり、手頃な価格です。

そしてこの価格帯で勝つために必要なのは、「食感で上質さを、証明すること」

これ以外にありません

まとめ

麺を作るということは、一杯でお客様の一日と体をどう整えるかを設計すること

これからは、その視点を持った麺と「どんな問題を解決するか」で選ばれ続けていきます。

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Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)
藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠を創業。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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