はじめに

2026年2月16日~20日、東京校にて東京うどん蕎麦学校が開催されました。

今回お集まりいただいたのは、神奈川・千葉・埼玉・沖縄・兵庫・東京からの受講生7名と、スイスからの受講生1名の計8名。飲食店を経営されている方から、これから新たに開業を目指す方、既に現場で働きながらさらに学びを深めたい方まで、それぞれに異なる背景と目的をお持ちの方々が集まりました。

互いに助け合いながら熱心に取り組まれる姿が印象的で、学ぶことへの熱量が最初から伝わってくる学校開催となりました。

新しい事業への第一歩として

運送会社を経営されている58歳の受講生は、小田原市の空き倉庫を活用して社員のための飲食運営ができないかと考え、参加されました。

天ぷらの薄衣と厚衣の使い分けには最初少し苦戦されましたが、丁寧に向き合うことで理解を深めてくださいました。出汁の講習では、関西で食べたうどんの甘めのかけ出汁の味わいを目指し、何度も試作を繰り返されました。頭の中にある「あの味」に近づこうとする真剣な姿勢が印象的でした。

修了作品ではベシャメルソースを使ったシチュー風うどんを予定されており、これまでの経験と今回学んだ技術が組み合わさった一品が楽しみです。

素材を知り尽くしているから、出汁にもこだわる

豊洲でセリや飲食店に携わる魚屋を営む54歳の受講生は、うどんについて多岐にわたり学びたいという思いから参加されました。

調理経験が豊富なこともあり、天ぷらの動きは効率よく素早いものでした。一方、出汁合わせではデータ上で組み立てた配合と、実際に口にした時の味わいとのギャップに苦戦される場面もありました。それでも納得のいく味を目指して丁寧に調整を重ねる姿に、プロとしての感覚の鋭さが感じられました。

修了作品では、ご自身の魚屋ならではの新鮮なイカや貝を活かした一品を予定されています。ぶっかけ出汁やざる出汁への貝のうまみの加え方、つけ出汁と白出汁の違いについても深く理解されており、素材を知り尽くした方ならではの作品に期待が高まります。

沖縄から、うどん文化を持ち帰る

沖縄で飲食店とお菓子屋を営まれている30代の受講生。
「沖縄にはうどん文化はそこまで浸透していないけど、自分自身うどんが好きだからしっかりと勉強したい」という思いから、大和麺学校にご参加いただきました。天ぷらは手慣れた様子で、盛り合わせの見た目も丁寧に仕上げていただきました。

出汁研究では讃岐風の白出汁が特にお気に入りになったとのことで、かけ出汁にぶっかけ出汁を独自に配合したりなど、オリジナルの味づくりにも積極的に取り組まれていました。

修了作品は沖縄の泡盛を使ったうどん料理を目指されているとのこと。長時間かけて丁寧に作られた、こだわりの1品がどんな仕上がりになるか、楽しみにしています。

夫婦で一緒に、うどん屋開業を目指して

埼玉県からご参加された50代のご夫婦。

旦那様は医療関係のお仕事をされており、お二人でうどん屋を開業したいという夢を持ち、ご夫婦一緒にご参加いただきました。

天ぷらの実習ではお二人でご相談されながら取り組まれ、花咲きの仕上がりをとくに気にいっていただけたご様子でした。

奥様は海老天にすこし苦戦されていましたが、前向きに練習を重ねられていました。

出汁研究では九州風や関東風も好評でしたが、調味料を加えた後は讃岐風の美味しさがお二人ともに際立ったとのことです。

味の方向性をお二人で少しずつ合わせていく進め方は、お店作りの練習のようでもありました。

模擬店でも丁寧な声かけでチームワークを発揮していただき、開業後のお二人の姿を自然と思い描いてしまうような時間でした。

蕎麦開業を支えるために、技術を深める

東京からご参加された受講生は、関係先での蕎麦開業を見据え、製麺の研究と、かき揚げの技術を深めたいとご参加いただきました。
大和製作所の製麺機導入もご予定されており、現場での実践も含めての受講でした。

岐阜のたぬき蕎麦の甘い出汁を目指して研究に取り組まれ、試行錯誤の中で、ざる蕎麦をカレー風に仕立てるという新たなアイデアが生まれました。

最終的には、ざる蕎麦を独自にカレー風にするというアイデアへと発展されたとのこと。

講師と味の調整を細かく相談しながら試作を重ねていただいており、目指す味がはっきしていたので、話の内容も具体的で、しっかりとしたやり取りをされていました。

同じように製麺機の導入をご予定されている受講生さんとともに、製麺の練習にも積極的に取り組まれていました。

調理経験者ならではの手際の良さで、模擬店でも天ぷらの補助に回るなど、
場全体をさりげなく支えてくださる存在でした。

スイスでうどん屋を開業を目指す

スイスからご参加された生徒さんは、現地でうどん屋を始めたいという夢を持たれており、海を越えて、大和うどんそば学校にご参加いただきました。

健康志向が高く、ヴィーガンやベジタリアン対応への関心も、強くお持ちとのことでした。

天ぷらでは温度管理や揚げ時間をしっかり守りながら、着実に技術を身に付けられていました。

わからないことは、その場その場で、納得できるまでご質問されており、
学びに向き合う真剣な姿勢が伝わってきました。

出汁では、ヴィーガン対応を意識されており、昆布や干しシイタケを積極的に活用した出汁合わせに取り組んでいただきました。

かけ出汁、つけ出汁の違いもしっかりと理解していただけたようで、現地(スイス)で手に入りやすい食材を使った、かき揚げの準備も進めていただきました。

遠くから来られたからこそ、一つひとつの学びを丁寧に持ち帰ろうとされる姿が、とても印象的でした。

働きながら、基本をしっかり学び直す

兵庫でうどん店のスタッフとして働き始めたばかりの生徒さん。基本からしっかり学びたいという思いから、大和うどんそば学校にご参加いただきました。

出汁の配合調整では、讃岐風の白出汁が特にお好みにあったようで、淡路島産の玉ねぎを活かした作品づくりを目指されていました。

牛肉の味付けに、ぶっかけ出汁を活用したぶっかけ肉うどんを考えているとのことで、オペレーションのしやすさまで考えた丁寧な仕込みに、完成度の高さを感じられました。

最後に

国籍も年齢も、目指すお店の形も異なる8名が集まった今回の学校でしたが、同じ出汁を前に自然と言葉を交わす場面が何度もありました。

出汁合わせでは、データと実際の味覚のギャップに苦戦される場面もあったように思いますが、最終的には学校のレシピのバランスの良さを実感してくださった方が多くいらっしゃいました。

かき揚げについても大変好評で、「開業時のメニューに取り入れたい」という、お声を多くいただきました。それぞれの地域や文化、目指すお店の形が違うからこそ、「美味しいうどん・蕎麦とは何か」という問いを、より豊かな視点で考えることができた時間だったと感じます。

大和うどんそば学校をご卒業されても、終わりではありません。毎度開催レポートでも申し上げているように、開業の準備や仕込みの途中で迷ったとき、レシピのアレンジで悩んだときは、いつでもメールやLINEでご相談ください。

「やってみたけどうまくいかない」「こんなアレンジ考えているけど、どう思う?」

また、内容の復習やブラッシュアップにつながる機会も設けていますので、進める中で必要に応じてご活用いただければと思います。ご参加いただいたみなさんのこれから、そしてそれぞれの一杯が完成する日を、講師一同楽しみにしています。

大和麺学校レポート一覧

開催日程

うどん学校

日程  5日間

麺、だし、つゆ、天ぷら、盛り付け、それぞれの基本・応用と繁盛店の作り方を学びます

香川校

香川県 - 綾歌郡宇多津町

受講料

220,000円(税込)+教科書代

📍 香川
2026 残りわずか
4/20(月)4/24(金)
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📍 香川
2026 受付中
6/8(月)6/12(金)
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東京都

【開催場所】東京都 - 東京都品川区

受講料

270,000円(税込)+教科書代

現在、開催予定のイベントはありません。

オープンキャンパスで無料見学

ドリームスタジオ香川

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【4月】大和うどん学校オープンキャンパス in 香川(4/23)

ドリームスタジオ香川

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【6月】大和うどん学校オープンキャンパス in 香川(6/11)

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