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再現できる組織だけが、強くなる

再現できるということは、次の状態を意味します。

  • ・誰が作っても同じ
  • ・どの時間帯でも同じ
  • ・どの国でも同じ

一見、個人技は強そうに見えます。

しかし、個人技は、その人がいなくなった瞬間に失われます。

つまり、「その人がいないと成立しない」という弱さを抱えています。

組織は、再現できた瞬間に一気に強くなります。

世界へ行けた理由は「味」だけではない

理由
  • ・一風堂
  • ・8番らーめん
  • ・丸亀製麺

これらが世界へ展開できた理由は、単に「美味しかったから」といった味の良さだけではありません

再現性をそのまま海外へ輸出できたこと

それが最大の成功要因です。

味を再現できる仕組み。
品質を保てる管理。
どこで作ってもブレない基準。

これが、世界展開の土台です。

再現性が崩れる最大の原因は「変動」

再現性が崩れる最大の原因は、材料と環境の変動です。

その中でも、特に重要なのが次の2つです。

  • ・小麦粉の品質(製麺特性)
  • ・水の硬度(水質)

この2つは、感覚ではなく測定で決める必要があります。

水が変われば、食感は必ず変わる

同じ小麦粉を使っていても、水が変われば食感も変わります。

特に影響が大きいのが水の硬度です。

硬度が違えば、

  • ・グルテン形成が変わる
  • ・生地の締まりが変わる
  • ・コシが変わる

つまり、同じ配合でも別物の麺になり、水はレシピの一部だということです。

環境変化

変化は好機

さらに厄介なのが環境要因です。

  • ・湿度が変われば、生地は変わる
  • ・水温が変われば、グルテンは変わる
  • ・繁忙時間帯に管理が崩れれば、コシは消える

問題は変わったことに気づけないことです。

そこで再現性を守るために必要になるのが、管理項目です

ブレを減らすための最低限の管理項目

まずは、これだけで構いません。ブレは大きく減ります。

  • ・粉温
  • ・室温・湿度
  • ・仕込み水温

この3つを毎日記録する

それだけで、「なぜ今日は違うのか」が説明できるようになります。

毎日、数字で残すだけです。

これが、組織を強くする第一歩になります

世界展開とは「再現できる状態」を増やすこと

世界地図と虫眼鏡

世界展開とは、店舗数を増やすことではありません。

再現できる状態を、場所ごとに増やしていくことです。

流れは、常にこの順番は、必ずこうなります。

  1. 1.再現性
  2. 2.信頼
  3. 3.ブランド
  4. 4.拡大

いきなりブランドは作れません。

再現性なくして、信頼は生まれません。

信頼なくして、ブランドは育ちません。

再現性が積み上がった先にしか、信頼は生まれないのです。

まとめ

再現性は、技術ではなく経営です。

まずは一つ、今日から記録を始めてみてください。

再現できた瞬間、組織は初めて「拡大できる存在」になります。

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Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)
藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠を創業。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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