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なぜ「選ばれる店」「消える店」に分かれるのか

お客様に選ばれなくなると、売上は下がります。

そして多くの店は、その変化に気づかないまま静かに姿を消していきます。

では、なぜ選ばれなくなるのでしょうか。

その原因のひとつが、「味だけでは差がつかない時代」になったことです。

今の時代、美味しい店があふれており、「美味しい」はもはや当たり前です。

どのエリアにも一定レベル以上の店が存在し、味だけでは差がつきにくくなっています。

そのため、お客様は、「どんな体験ができるか」で店を選ぶようになっています。

つまり、体験できる店と、体験できない店には明確な差が生まれるということです。

この差が、そのまま選ばれるかどうかの差になります。

体験を生むために必要なものとは

体験価値

お客様に選ばれる体験型の店を作るには、前提があります。

それが「コンセプト」と「デザインフィロソフィー」です。

  • ・誰に向けた店なのか
  • ・どんな問題を解決するのか

この2つが明確に定まっていなければ、体験は設計できません。

よくある失敗が、「とりあえず美味しいものを出す」「流行を取り入れる」「メニューを増やす」といった場当たり的な運営です。

一見よさそうに見えますが、「何の店か分からない店」になってしまい、お客様に選ばれなくなります。

成功している店の共通点は「問題」を解決している

成功している店は、必ず「問題解決」をしています。

例えば、

  • ・スターバックス:家でも職場でもない“第3の居場所”を提供
  • ・一鶴:豪快にかぶりつく体験でストレス発散を提供

どちらも単に商品を売っているのではなく、「お客様の問題」を明確にし、それを解決する体験を提供しています。

ビジネスの本質はシンプル

ビジネスの本質はシンプルです。

  • ・ビジネス=問題解決
  • ・コンセプト=問題の定義
  • ・体験=解決方法

つまり、問題 → 解決方法 → 体験

この流れを設計することが経営です。

コンセプトがない店がたどる未来

一方で、コンセプトがない店はどうなるか。

  • ・方向性がブレる
  • ・判断が遅れる
  • ・価格競争に巻き込まれる

そして最終的に、必ず消えていきます。

まとめ

これからの時代に必要なのは「美味しさ」だけではありません。

そのために重要なのは、

  • ・誰のどんな問題を解決するのかを明確に決めること
  • ・コンセプトを明確にすること
  • ・その解決を体験にすること

この3つです。

お客様は商品だけではなく、意味のある体験に価値を感じて来店します

選ばれる店になるか、消えていく店になるか。

その分かれ道は、「コンセプトと体験」にあります。

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Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)
藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠を創業。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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