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今、麺ビジネスは「最高のタイミング」にある

今、世界の麺ビジネスは世界的に見ても、非常に恵まれた大きな成長期を迎えています。

世界のラーメンレストラン市場は、2024年に約6兆7,000億円に達しました。

そしてさらにこの市場は、2033年には約11.3兆円規模へ拡大すると予測されています。

これは年平均成長率は5.9%

一過性のブームではなく、毎年着実に成長し続ける市場です。

また、世界全体の麺市場を見ても、2024年:約620億ドル→2033年には974億ドルへと拡大が見込まれています。

数字が示す通り、麺ビジネスは今や、世界共通の「成長フード」になっており、世界的に追い風の状態にあります。

成長市場だからこそ、重要な認識がある

市場が伸びている今、最も重要なのは次の事実です。

市場が拡大するほど麺ビジネスの競争は「量」から「質」へ移行するという点です。

世界の消費者が注目されているのは、「何を使って、どのように作られているのか」という価値そのものです。

具体的には、次のようなニーズが急速に拡大しています。

  • ・グルテンフリー麺
  • ・植物性・オーガニック素材
  • ・地産地消による高品質な原料

これらは、世界的な食の価値観の変化を背景とした、構造的な需要です。

「何を使って、どのように作られているのか」

その背景まで含めて選ばれる時代に入っています。

日本国内で求められること

一方、日本国内に目を向けると、

  • ・原材料費の高騰
  • ・人件費・光熱費の上昇
  • ・人手不足の常態化

これらが同時に進行し、飲食店型の麺ビジネスの利益は圧迫を受けています。

その結果、飲食店型の麺ビジネスにおいても、求められているのは次のような経営モデルです。

  • 安定して美味しい品質を維持&提供できる
  • ・徹底した効率化
  • ・人に依存しすぎない
  • 少人数でも高回転・高収益をできる仕組み&経営

これが今、必須条件になり、最も求められている姿です。

つまり、これからの麺ビジネスに必要なのは、「品質」と「効率」を同時に成立させる設計力です。

タイ160店舗を支える麺づくり:再現性の力

その例が、タイ全土に160店舗を展開するハチバンラーメンです。

ハチバンの麺づくりの特徴は、「生地を壊さず、優しく鍛える」ことにあります。

  • ・練りすぎないミキシング
  • ・熟成温度の完全管理
  • ・低速圧延による生地組織の保全

この設計により、大量生産でありながら、最初の一杯目と同じ麺質を再現しています。

高温多湿という過酷なタイの環境下でも、全160店舗で味のブレを限りなくなくし、チェーン全体で高い利益率を実現しています。

製麺設備も「テクノロジーが競争力」になる時代へ

ビッグデータがもたらす2つの変革

飲食業界全体では今、

  • ・キッチン自動化
  • ・AI活用
  • ・デジタルオーダーシステム

の導入が急速に進んでいます。

製麺設備も例外ではありません。

テクノロジーが競争力になる理由は明確です。

  • 自動化=省人化(人件費削減)
  • デジタル管理=品質の安定
  • データ蓄積=経営判断の高度化

麺づくりは、「設計と再現性」の時代へ確実に移行しています。

成功店に共通する《3つの成功要素》

圧倒的に美味しい麺は、哲学と設計から生まれる

これは設備だけの話ではありません。

本当に美味しい麺は、哲学と設計の積み重ねの問題です。

毎日同じ品質こそ、最大の生産性

再現性がある店は、国や文化を超えて世界中で成功しています。

  • ・味にブレがない
  • ・誰が作っても同じ品質
  • ・どの国でも再現できる

チェーン展開、海外進出、多店舗化。

すべての成長フェーズで、品質の一貫性が最重要要素となります。

少人数で高回転を実現する仕組み

  • ・茹で時間の短縮
  • ・熟成管理の自動化
  • ・セントラルキッチン設計

これらにより、少人数でも高品質な一杯を提供が可能になり、結果として利益率の向上につながります。

成長する市場と時代を生き残る

グローバル麺市場は、今後も確実に成長していきます。

しかし日本国内では、原材料費・人件費の上昇。

この環境で生き残り、さらに成長するために必要なのは次の3点です。

  1. 1.品質の徹底管理
  2. 2.生産効率の最適化
  3. 3.グローバル対応力

まとめ

麺ビジネスは、今まさに大きな転換点にあります。

再現性×効率×品質を設計できる企業が選ばれる時代です。

これから求められるのは、

・再現性のある麺づくり
・少人数で回る設計
・世界基準で通用する品質

麺はシステムである。

この視点を持った企業だけが、次の成長を手にします。

一杯の麺の裏側にある「仕組み」こそが、これからの競争力を決定づけていきます。

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Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)
藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠を創業。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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