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世界で勝つ店の戦略とは

昔は、体育の大会でも県大会や国体で優勝すれば大きな話題になりました。

しかし今は違います。

ニュースになるのは、オリンピックやワールドカップのような世界大会レベルです。

でなければ、大きな話題になりにくい時代になりました。

その最大の原因は、インターネットの発達です。

インターネットの発達により、世界中の情報が、無料で、瞬時に、洪水のように流れ込む時代になりました。

つまり、情報の価値はほぼ0円になりました。

その結果、

  • ・地域や国内での成功や勝利
  • ・小さな話題

こうした成果も、簡単に情報の波に埋もれてしまいます。

だからこそ、これからの時代は「世界で勝てる戦略」を考えることが、ますます重要になります。

世界で勝つ店の共通点「小さなNo.1」から始める

共通点

世界や地域で成功している店には、共通点があります。

それは、いきなり大きな市場で戦わないことです

最初にやることは一つ。

まずは、小さなカテゴリで圧倒的No.1を取ること。

これが、最も成功確率の高いルートです。

例えば、

  • ・特定の麺の食感
  • ・特定のジャンルのラーメン
  • ・特定の体験価値

このような小さな分野で圧倒的な強さを作ることが、やがて大きな市場での強さにつながります。

大きな市場で戦うと消耗戦になる

いきなり大きな市場に挑むと、必ず次の競争が始まります。

  • ・価格競争
  • ・広告競争
  • ・立地競争
  • ・人海戦術

つまり、資本の戦いになります。

その結果、

  • ・現場は疲弊
  • ・経営者は消耗
  • ・利益は圧迫

という悪循環に陥ります。

小さなカテゴリで勝つと何が変わるのか

変化は好機

小さなカテゴリでは、勝ち方が変わります。

勝負のポイントは、店の本質です。

つまり

技術 × 体験 × 再現性

この3つで勝負できるようになります。

海外まで広がる店が作っているものは「食感」

世界に広がる店には、もう一つ大きな共通点があります。

それは「食感」を作っていること。

人は不思議なもので、味は忘れても食感は覚えていると言われています。

つまり、食感が記憶になる。

そしてその記憶が、「またあの店に行きたい」という選択を生みます。

世界で勝つには「食感の地域差」を理解する

世界で成功するために、絶対に外せないポイントがあります。

それは、食感の好みは地域ごとに大きく違うこと。

例えば麺でも、ある地域では強いコシが好まれます。

しかし別の地域では

  • ・柔らかさ
  • ・もちもち感
  • ・喉越し

が好まれることもあります。

つまり世界で勝つには、その地域の食感の理解が欠かせません。

食感の好みは変化している

変化は好機

さらに重要なのは、食感の好みは変化し続けることです。

つまり、今の好みに合わせるだけでは不十分。

必要なのは、未来の食感の研究です。

食感が「文化」から「習慣」に変わる瞬間

分かりやすい例があります。

それはです。

昔は餅といえば、正月に食べる特別な食べ物でした。

しかし今では、スーパーで一年中販売されています。

食べる機会が増えると、食感は文化から習慣へ変わります。

つまり、「もちもち食感」は日本だけでなく、世界中で受け入れられる食感になりつつあります。

食感と味は必ずセットで考える

食感は単独では成立しません。

必ず味とセットで成立します。

例えば、

  • ・柔らかくて甘い出汁うどんに合う食感
  • ・博多豚骨ラーメンに合う食感
  • ・濃厚魚介つけ麺に合う食感

この食感 × 味の組み合わせが完成すると、お客様の口の中に記憶が残ります。

世界トップのレストラン店が実践している戦略

グローバルビジネス

世界トップを狙う上で、非常に重要な戦略があります。

それは、その土地と文化を反映した味づくり。

2025年、世界のベストレストラン50で世界1位になったのは、ペルーのレストラン「Maido(マイド)」です。

この店の特徴は、日本の技術 × ペルーの文化 × 現地食材を融合させた料理。

象徴的な料理の一つが、イカのスープを使ったラーメンのような料理。

ラーメンの本場である日本でもほとんど見ない発想です。

しかし、ペルーの文化を翻訳した料理として世界の評価を得ました。

世界一は「翻訳」から生まれる

世界一を目指す料理には、ある共通点があります。

それは、土地と文化の翻訳。

単なる模倣ではなく、

  • ・技術
  • ・食材
  • ・文化

を組み合わせた新しい独自性です。

まとめ

これからの時代や世界で勝つために重要なのは、小さなカテゴリでNo.1を取ること。

地域や国内の成功だけでは簡単に情報の波に埋もれてしまいます。

だからこそ必要なのが、世界で勝つ戦略です。

そして最終的に重要なのは、食感 ×味 × 文化

この3つを融合させることです。

この組み合わせが完成したとき、料理は記憶に残る体験になります。

そしてその体験こそが、世界で選ばれる店の戦略を生み出すのです。

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Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)
藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠を創業。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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