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これからの麺ビジネスの勝ち方は3つある

これからの麺ビジネスで勝つために重要なのは、構造として勝てる設計になっているか

そのために必要なのが、次の押さえるべきポイント「3つの視点」があります。

どれか一つではなく、「同時に」満たすことが重要です。

① 生産性に乗る(まずは生き残る)

まず最初に押さえるべきは「生産性」です。

ここを外した瞬間、どんなに良い商品でもビジネスとして成立しなくなります。

今の外食は、

  • ・人手不足
  • ・人件費の上昇
  • ・時間の制約

という環境にあります。

だからこそ必要なのが、生産性です。

ポイントはシンプルなこの3つです。

具体的には、

  • ・短時間で提供できること
  • ・少人数で回せること
  • ・誰でも同じ品質を出せるように標準化されていること(標準化)

そして今の時代、さらに重要なのが、ファストフード × 配送(デリバリー)に対応すること。

これは、市場に参加するための最低条件です。

まずはここに乗ることがスタートラインになります。

② 競争をずらす(勝つための戦い方)

次に重要なのは、「どこで戦うか」です。

同じ土俵でラーメン同士が戦えば、価格競争になります。

だからこそ、戦う場所を変える必要があります。

例えば、

  • ・女性向けの軽やかな麺
  • ・高齢者でも食べやすい設計
  • ・健康志向の麺
  • ・ワンハンドで食べられるスタイル

重要なのは、「なぜ食べるか」で設計すること。

そして本質は、差別化ではなく「融合」です。

イノベーションは“融合”からしか生まれない

新しい価値は、単体ではなく「掛け算」で生まれます。

例えば寿司。

  • ・日本の寿司 × カリフォルニア文化
  • ・アボカド × ロールスタイル

この融合によって、寿司は世界に広がりました。

ラーメンも同じです。

  • ・中国の麺文化
  • ・日本の製麺技術
  • ・蕎麦文化(元ダレ)

これらが掛け合わさって、今のラーメンが生まれました。

進化は常に「融合」で起きています。

世界が証明した「融合の力」で勝っている

その象徴的な例が、Maido(マイド)です。

ここでは、日本料理 × ペルー料理

さらに、ラーメン × イカ × ペルー食材

といった融合によって、新しい価値を生み出しました。

結果として、世界トップクラスの評価を獲得しています。

これはつまり、文脈を変えれば、麺はどこまでも進化できるという証明です。

麺は「融合」によって進化する

ビッグデータがもたらす2つの変革

これからの麺ビジネスの鍵は、次のような掛け算です。

  • ・日本 × 現地文化
  • ・麺 × 新しい食べ方
  • ・食感 × 新しい価値観

同じ麺でも、文脈を変えれば別の市場になります。

勝つのは、文脈を設計できる人です。

③ 再現性で世界を取る(拡大の条件)

最後のポイントは「再現性」です。

どれだけ良い商品でも、再現できなければ広がりません。

重要なのは、誰が作っても同じ品質になること

そのためには、

  • ・食感の設計(粘り・分離 × 硬さ・柔らかさ)
  • ・含水率のコントロール(例:約70%の高加水など)
  • ・原料と工程の明確な標準化

が必要です。

つまり、麺作りを「職人技」から「設計」に変えること。

これができた瞬間、ビジネスは一気に世界へ広がります。

成功するための3つの条件

ここまでを内容を整理すると、重要なのは次の通りです。

  • ・生産性 → 生き残る条件
  • ・融合 → 勝つ条件
  • ・再現性 → 拡大の条件

この3つはどれか一つでは不十分です。

すべてを同時に満たしたとき、初めて勝てるビジネスになります。

まとめ

まとめ

これからの麺ビジネスで必要なのは、この3つです。

・効率よく作れるか(生産性 → 生き残る条件)
・新しい価値を生み出せるか(融合 → 勝つための条件)
・どこでも再現できるか(再現性 → 拡大する条件)

この3つを同時に満たしたとき、初めて勝てることが、これからの麺ビジネスの本質です。

そして本質はシンプルです。

「設計」で勝つ時代。

麺を設計できる者だけが、これからの市場を広げ、世界で勝ち続けていきます。

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Picture of 藤井 薫(ロッキー藤井)
藤井 薫(ロッキー藤井)

株式会社大和製作所、株式会社讃匠を創業。
令和5年 秋の叙勲にて「旭日単光章」受章。

1948年5月、香川県坂出市生まれ。国立高松工業高等専門学校機械工学科卒業。川崎重工株式会社に入社し、航空機事業部機体設計課に配属。その後、独立し、1975年に大和製作所を創業。

過去48年以上にわたり、麺ビジネスを一筋に研究し麺ビジネスの最前線で繁盛店を指導。麺専門店の繁盛法則について全国各地で公演を行う。小型製麺機はベストセラーとなり、業界トップシェアを誇る。
「麺店の影の指南役」「行列の仕掛け人」として「カンブリア宮殿」「ありえへん∞世界」「スーパーJチャンネル」等、人気TV番組に出演するほか、メディアにも多数取り上げられる。
また、2000年4月にうどん学校、2004年1月にラーメン学校とそば学校を開校し、校長に就任。

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