2025年6月香川うどん学校の開催レポート

卒業課題では、イタリア人の生徒さんがイタリア料理と日本料理を組み合わせたオリジナル料理を作りました。料理のテーマや味付け、見た目にも工夫があり、とても個性的でした。また、日本人の生徒さんの中には、薬味を丁寧に切ったり、きれいに盛り付けたりする様子が印象的で、料理への熱い思いや真剣な気持ちが伝わってきました。

受講終了後、生徒さんたちは受講前と比べて自信を持ち、とくに海外からの生徒さんは、日本の麺作りの技術を学べたことが大きな刺激になったようです。台湾出身の生徒さんは、今後上海でうどん屋さんを開きたいという意欲をもっていました。これからのみなさんの活躍が楽しみです。

実習では、日本の小麦粉が手に入りにくい海外の生徒さんたちも、それぞれ自分の国で手に入りやすい小麦粉を使って麺づくりに取り組んでいました。自由時間には、さまざまな粉を組み合わせ、「生地の弾力」や「吸水率」などを自分でたしかめながら挑戦していました。今回学んだことは、将来海外でうどん店を開く時にもきっと役立つ内容になったと思います。