2025年末のご挨拶(代表 藤井正章)
代表取締役 藤井正章
麺業界において、日々ご尽力頂いております皆様の熱意に対しまして心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。弊社も麺業界における一員として、前社長の藤井薫のあとを継ぎました。2025年は激変の年でした。
今年2月から3月にかけて、代表交代の準備を急ピッチで進め、4月に代表を交代しました。前社長の藤井薫については、現在作家として執筆活動をしております。国内、海外サイトを含めたブログ記事の執筆活動にもご助力頂いております。また時折、私や幹部が相談に伺う相談役としても活動しております。
代表が変わりまして、弊社の状況は海外拠点も含め大きな変化がございました。今までは海外現地法人のスタッフの活動などは逐一確認ができておらず、今年からはそちらを整理し、すべての商談を本社に集約し管理するようにしました。ただ、本社国際部の負担が増えており、それらの負担を分散して、効率化致しました。また、長らくスタッフを採用できていなかった札幌のドリームスタジオは閉鎖しました。前社長が開発していました製品も継続しており、ユーザー様からの希望のあった製品は今も開発テーマとして進めております。今年はこのように変化に対し鋭意努力奮闘した一年となりました。
また、本年は私にとって、原点回帰を進めた年であり、弊社とユーザー様にとって、本当に重要なものはいったい何かということを真剣に考えました。それは「相互信頼」という事でありました。弊社とユーザー様の間で信頼関係を築いていくということが非常に重要だと痛感した年でした。製品について、ユーザー様からの信頼がないと、安心してお使い頂くことができませんし、そもそも弊社や弊社スタッフに対して信頼がないと製品を導入したいと思わないでしょう。これは飲食店様にも同様に言えることかもしれませんが、期待した品質の料理が提供されていないと感じると不信につながり、お客様は二度と来店されることはないかもしれません。弊社は、素晴らしい品質の麺をユーザー様が提供できるようこれからもサポート体制を強化してまいりたいと思っております。
なかなか、確立できてはおりませんが、国内外の外注メンテナンスサービス事業者様のネットワークを拡充していっている次第です。国内ではひとまずスポットでメンテナンスサービスを提供できる事業者様との協力体制を構築致しました。また、LAでも(一人)外注業者がおります。今後、アムステルダム支社にいたスタッフを外注業者として、メンテナンスサービスをもっと様々な製品に対応できるよう協力していただく予定です。今後もユーザー様が安心して製麺でき、ご商売が成功することを願い、できる限り近いところでサービスを受けられるように尽力していきます。
特に弊社にとって重要な要素は情報です。現在社内の情報をできる限り整備することを進めております。特にメンテナンスマニュアルやトラブルシューティングマニュアルについては、社内の対応を円滑に進められるようになることはもちろんですが、外注業者様に依頼する場合も現場での作業の一助になるかと思っております。特に海外ではユーザー様ご自身で修理される方も多くいらっしゃいますので、国内仕様はもちろんですが、北米仕様であるUL規格製品、欧州仕様であるCE規格製品のマニュアルも出荷している製品すべてに整備を進めているところです。それにより海外のユーザー様が電子マニュアルを通じて、修理対応できるように進めていきます。
少なくとも、1~2年は以上のように原点回帰を進め、ユーザー様にとって、何が根本的に大切なのかを見つめなおし、それを原点に弊社は行動していく所存です。従いまして、弊社にとってユーザー様から信頼をいただき、ご満足いただける、ひいてはユーザー様の事業が成功される事こそが、弊社の成長につながると信じております。そのような姿勢で全社一丸となってこの麺事業に取り組んでまいります。
来年も皆様とともに、麺業界を支えていける一年にしたいと考えております。
代表取締役社長 藤井正章