繁盛店の大前提、麺質・美味を極めることを目的とした独自のプログラム
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月に一度、香川と東京で開催の讃岐うどん学校。 4日間で、うどん店の経営面について、麺づくり、だしのとり方、天ぷら(すべて天然無添加の自家製!)を学んで、5日目最終日でいきなり実戦の模擬セルフ店を開店して頂くというハードスケジュール。 包丁なんて握った事無いという素人の方から、その道一筋何十年というベテラン職人の方まで入り混じって成功させるうどん店。 お客様(一般の方々です)の“美味しい!”の笑顔にてぼ(麺専門店用語です)を握る手にも力が入り、「いらっしゃいませー!」の掛け声も大きくなります。
あつ〜い、不快指数の高い季節がやってきました。  こんな時期には、冷たいうどんで気持ち良く。 
というわけで、6月の関東讃岐うどん学校が全5日間の日程で開催されました。 
まぼろしのうどん店仕掛け人が、本音そのままで語る、開催後記です。
7月25日。 またいつものように関東うどん学校が始まりました。
  7月の香川が社内事情の為、中止となった為、また一段と新鮮な感じがします。
   講師にとってはいつもの…、ですが生徒さんにとっては初めての体験です。
     毎回、特に意識するのはどのように話したらお客様に理解していただけるか…・?
製麺講習では、長年蓄積してきた麺づくりのノウハウを一挙公開。 1日で、プロも知らない知識・技を学べます
包丁を初めて握るというような料理経験無しの方でも、この実習4日間で、美味しいうどんをつくれるようになります。 
特に2日目の製麺講義は、大和が長年かかって築きあげてきたノウハウをできるだけわかりやすく…・。 うどん学校講師をしていて一番の収穫と感じるのは、人との出会いです。 いろんな方と出会って、その方の考え方を聞かせていただいて勉強になる事が多くあります。
  最近大きく心に残った言葉が、ある韓国の方の行動でした。 こちらが教えている最中に、わざと笑わせて悪ふざけではなく、一言「 緊張すると頭硬くなる。」 決して上手な日本語ではなかったのですが、ずっしりと思い言葉でした。  講師の自己分析では、内向的でまじめだと思っていますので、この言葉は大きな意味がありました。
だし講習はすべて天然無添加素材のものを使用。 健康志向のうどんづくりを目指します。
毎回必ず作るのが、ざる、釜揚げ、かけ、ぶっかけの4種類のだし。 ダシのとり方から、全てお教えします。
 水出しは さすがに温度が上がってきて 煮干の温度が上がるので3割の軟水と煮干は冷蔵庫に保管しました。 今回は人数が多く 3グループに分けて白だしをとりました。 いよいよ味見。 毎回のことながら微妙にそれぞれの味が違う、白だしの奥の深いところです。
    午後からは生徒さんが仕込んだうどん生地をゆでて試食、小麦粉の種類やブレンド、麺サイズによっても食感が違う事を実感できる時間です。
天ぷら実習は、技術・ノウハウ中心となるので、講師がほぼ個人指導。 出来るまで丁寧に教えます。
毎回、トッピングの天ぷら、ねぎ、しょうが、その他の食材は、すべて原材料からの手づくり。 あくまで、実店舗の模擬で、復習して頂きます。
7月27日 てんぷら講習
   大和名物、えびの巻き揚げにまたまた名物が追加されました。
ジャンボかき揚げです。 大和オリジナルの専用レードルで揚げれば、初心者の方でもサクッと簡単に揚がるのが魅力です。
さて午後からは講師としては楽しい時間が始ります。
  まぼろしのうどん店の仕込みです。 3日間の復習ですから、基本的には生徒さんが頭をひねり、相談しながら生地の仕込みをはじめます。
   「加水は …・?このくらい?」とそぼろ状の生地をにぎりながら、生徒さんは真剣です。 粉が変われば当然加水も変わる、全部同じではいけないという事を目と触った感覚で覚えていくのです。
 4日目ともなると生徒さん同士も遠き昔の高校生のノリで、ユニークな会話が飛び交います。 皆さんの協力で、5時すぎに40kg(400人前)のうどん生地の仕込みが完了しました。
暑い中、長い行列が。 長くなり過ぎると日射病の恐れがあるので、出来るだけ早く提供していきます。
今回は、夏休みに入っていますので、メインのお客様は子供づれ。 飲食店では、必ずこの客層の対応の良し悪しが、リピーター率につながります。
ひたすら、自分の持ち場で踏ん張る生徒さん達。 75分間の間に300食というペースはなかなか厳しいです。
このうどんが1分間に平均4食無くなります。
無事終了後、遅い昼食のうどんです。
数日間、不安定だった天気もうそのように晴れ上がった夏日です。
  雨ならお客様は、少ないかもと少し期待しましたが期待は見事に裏切られました。
  11時30分頃からにぎやかな子供さんの声がシャッターの向こうで聞こえました。
…・? 夏休みだああー。 昨日まではすべて予定どうりに実習も進み今回のまぼろしのうどん店は、少々余裕の気分になっていました。  しかし列に並ぶ客層があきらかに違う、いつも食べにきてくれる工事現場の方やビジネスマンの姿は、気のせいか少ない。 その代わり女性と子供さんの数が増えていました。 まあ にぎやか…・・?を通りすぎて…・。少々つかれてくる。
  そんな仕掛け人を救ってくれたのは、いつもの3人の卒業生です。(亀城庵研修 終了生)
今回は本来の生徒さんも多いので、指導のサポートにまわってもらいました。  人を教える事によって自分も再確認できる部分、またどう表現したら伝わるか?
  うどん店経営を目指す方には、どうしても通らなければいけない道です。
  3人とも はきはきと自信をもって指導されている姿に こちらもまた教えられる部分をあちらこちらで発見しました。
  てんぷらが追いつかず、お客さんが出来立てのてんぷらをフライヤーのところまで取りにいくという点が、普段と違う風景でした。 新しい 風景を作りだしたのはやはり女性です。 そのあと、遠慮気味に男性がてんぷらを取りに来られました。
12時10分。 生徒さんの一人が時計を見てつぶやく声がしました。
  「えー。 まだ12時10分? まだ?」口々に皆、時計を見て、ため息が聞こえてきました。 その訳はその場にいればすぐわかります。 うどんを出しても出しても列は切れません。 75分程度の時間に、300食程度のゆでたてのうどんを出すという事がどれだけ大変な事か、身にしみて感じる時です。
丼を返す時の「美味しかったー。ありがとう」の声でまた元気が沸いてきます。
1時20分。
やや早めでしたが、電動シャッターのボタンを押しました。
やれやれ、大きなトラブルもなく、まぼろしのうどん店は閉店です。
思い起こせば丁度1年前、食べに来るお客様を探しにビラ配りをした思い出があります。 今ではもうこのにぎやかさ、この先どこまで進化するのかまぼろしのうどん店。 楽しいやら、不安やら…・。
 来月は9月1日です。 (夏休み終わってます…・よかった。)
手伝って頂いた卒業生の方々、生徒の皆さん、お疲れ様でした!
 8月28日(日)〜9月1日(木)開催の関東讃岐うどん学校は、参加お申し込み受付中です。
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