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うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(最終)」「専門技術戦略、自らが基準となる、揺籃期でのスタート、不断の努力」

東京支店での経営講義の様子で、昨日は一昨日より質問が多く、活発な経営講義になりました。

本日3月7日(月)から9日(水)までの3日間、ドリームスタジオ名古屋で、恒例のパワーアップ・イベントを開催し、私のセミナーも現在の時流に合わせ、多くの方の悩みである、次の3つ(1.麺ビジネスのイノベーション、2.究極の人手不足解決法はこれだ、3.究極の売上対策)を用意しました。
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本日のテーマは「ビジネスの本質と第2領域」です。

昨日は東京支店での経営講義の2日目で、すでに都内でラーメン店を成功させている方が、全員にもっとシッカリ質問をするように促してくれたお蔭で、質問の数が前日と比べるとまったく変わり、たくさんの質問が出たのです。

誰か1人でも意識レベルの高い生徒さんがいると、教室の雰囲気がまったく変わるので、不思議なものです。

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昨日の授業では、ある生徒さんが抱えている問題とその解決方法を、授業の中で伝えなければいけなかったのですが、伝えるのを怠ってしまったので、ここに改めて伝えたいと思います。

その生徒さんは、1戸建てのコテージが、数十戸付き24時間営業の温泉のあるホテルを経営し、常に従業員とお客さまから寄せられる問題(不測のトラブル)に、年中対応し続けているのだそうです。

従業員の数も常にギリギリの数で回していて余裕がないため、少し問題を抱えている従業員がいても、我慢して使っているのです。

お客さまもさまざまなお客さまが来られ、中には難しいお客さまもいるのです。

要するに、さまざまな不測のトラブルが24時間年中起き、そのトラブル対応に、貴重な経営者の時間のほとんどを取られているのです。

その経営者が、現在やっていることは、コビー博士の7つの習慣の第1領域に当り、重要で緊急な事項が年中起き、その対応に追われている状態に当たり、重要で、緊急な事項なので、夜中であろうが、24時間、即、解決しなければいけないのです。

従って、この経営者が経営者として本来の仕事が出来るようにするには、どこかでこの悪循環を断ち切り、重要で緊急な事項が起きないようにしなければいけないのです。

それを行なうためには、「第2領域の重要であるが、緊急ではない事項」に取り組むための時間を取らなければいかず、そうしないといつまでたっても、目先のトラブルに振り回されるだけなのです。

このホテルの場合の第2領域に当たるのは、次のようなさまざまな対策が考えられるのです。

1.組織の価値感と価値感の順序を明確にして、その価値感が組織全体に行き渡り、すべての従業員が価値感に沿った行動が取れるようにすることなのです。

2.従業員の採用において、価値観を共有出来る従業員を選定し、共有出来ない従業員を置かないことで、従業員の採用において、一切の妥協をしないことなのです。

3.価値感が明確になると、価値観が共有出来るお客さまだけになり、自動的にお客さまが決まり、トラブルが起きなくなるのです。

この生徒さんだけの話ではなく、われわれは往々にして、本当に大切なことを忘れて、目先の緊急で需要な事項に振り回されている場合が多いのです。

目先の緊急で重要な事項に振り回されないようにするには、そのビジネスの本質(コンセプト)の理解と共有が欠かせず、普段、自分のビジネスの本質と考えていることが、実は本質でないことも多いのです。

例えば、自店はお客さまにラーメンを提供しているので、ラーメン屋だと思っていても、お客さまはたくさん置いている漫画の本を読むためにラーメン屋に来ているのであれば、そのラーメン店のビジネスの本質は図書館であるのです。

また、起きている問題の本質の理解も大切で、従業員、或いはお客さまの本当のニーズを理解しないと、問題解決は出来ず、これには、単に従業員とか、お客さまから話しを聞いたりするだけでは解決しない場合が多く、高い視座に立っても洞察が欠かせないのです。

どの企業においても、どの組織においても、第2領域に取り組み続け、第1領域の事象が起きないようにすることが重要であるのですが、時代の変化とともに、第1領域で起きることもだんだん変化し、難しくなるので、常に油断なく、第2領域のレベルを上げ続けることが大切であるのです。

私は創業時において、製麺機ビジネスを取り組むに当たり、製麺機ビジネスの本質は麺の美味しさを極めることであるとの結論に至り、麺の美味しさの研究のために、麺研究室を設けたのです。

その製麺機ビジネスの本質もだんだん変化し、今では各種麺学校の開校だけでなく、製麺機ビジネス自体を否定してしまうかもしれないような、自家製麺代行サービスまで行なうようになっているのです。

これらのことはすべて、時代のニーズの変化を捉え、時代のニーズの変化とともに、われわれがやらなければいけないことも、大きく変化し続けてくるのです。

そして、常に、そのビジネスの本質は何かを理解し続けていくことは、ビジネスを永く成功に導くためには、欠かせないのです。

丁度1年前の昨年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。

2専門技術戦略

大手の自動車メーカーの名前を知らない人はいないのですが、電気系統システムを供給する部品メーカーの名前を知っている人はほとんどいないし、それら部品メーカーの数は、自動車メーカーよりも少なく、アメリカではGMのデルコ・グループ、ドイツではロベルト・ボッシュ、イギリスではルーカスなどで、ミルウォーキーのA・O・スミスが、何十年も前から乗用車のフレームをつくってきたことや、ベンディックスが、同じく何十年も前からあらゆる種類のブレーキをつくってきたことを知っている人は、自動車産業の外にはほとんどいなく、今日では、これら部品メーカーのすべてが、歴史のある企業になっていて、自動車産業とともに育ってきたからであるのです。

これらの部品メーカーは、第1次大戦前の自動車産業の揺籃期に、その支配的地位を確立し、たとえばロベルト・ボッシュは、ドイツの自動車産業の先駆者たるカール・ベンツや、ゴットフリート・ダイムラーの友人であり、1880年代に会社をつくり、現在でも、自動車の部品メーカーはより専門化し、グローバル化し、規模が巨大になり、規模の大きい自動車部品メーカーは、規模の小さい自動車会社よりも大きくなり、最近の内燃機関から、電池自動車の時代になり、部品メーカーへの新規参入はハードルが高く、ほとんどないのですが、自動車メーカーへの新規参入は次々と起きているのです。

◆自らが基準となる

これら歴史のある自動車部品メーカーは、その専門技術によって、生態学的なニッチにおいて支配的地位を獲得すると、その地位をずっと維持してきて、部品メーカーが獲得したニッチは、前述の関所戦略をとった企業の市場よりもかなり大きかったが、それでもかなりユニークな市場で、それら部品メーカーは、優れた技術を開発することによって、かなり早い時期に市場を獲得し、A・O・スミスは、第1次大戦からその直後にかけて、自動車のフレームの製造において、今日いうところのオートメ化を実現し、ドイツのボッシュがメルセデスの軍用車両のために1911年頃設計した電気系統システムは、あまりに先進的であって、高級車においてさえ一般に使われるようになったのは、第2次大戦後だったのです。

オハイオ州デイトンのデルコは、1914年にGMに合併されるよりも前に、セルフスターターを開発し、これらの部品メーカーは、その専門技術によってあまりに先行しているために、ほかの企業にとっては挑戦する価値がなくなっていて、これらの部品メーカー自体が、すでに技術の基準となっているのです。

もちろん、専門技術によるニッチ戦略は、製造業に限定されることはなく、ここ10年間に、主としてオーストリアのウィーンの商社が、かつてバーターと呼ばれ、今日、カウンター・トレードと呼ばれている分野で同じようなニッチ市場を手にし、先進国企業からの機関車、機械、医薬品輸出に対する代金として、ブルガリア産のタバコやブラジル製灌漑用ポンプなど、途上国の輸出品を受け取り、さらに昔、ある起業家的なドイツ人が、きわめて専門的な技術によって、今日にいたるも、当人の名前をつけた「ベーデカー」なる観光用ガイドブックをつくり、大きなニッチ市場を得ているのです。

以上のように、ビジネスの世界においては、技術分野においても、技術以外の分野においても、常にイノベーションの芽を見つけ続けることが、勝ち残るための必要最低条件なのです

◆揺籃期でのスタート

専門技術によるニッチ市場の確立にとっては、タイミングが重要な意味をもち、新しい産業、新しい習慣、新しい市場、新しい動きが生まれる揺籃期にスタートしなければならず、カール・ベーデカーは、1828年、蒸気船が中流階級を対象にライン川観光を始めたとき、その最初のガイドブックを発行し、第1次大戦によってドイツの出版物が、ほかの国で受け入れられなくなるまで、事実上、欧米の市場を独占したのです。

ウィーンの商社は、それがまだ例外的な取引だった1960年頃、東欧の小国を相手としてカウンター・トレードを始めたので、それらの商社がウィーンに多いのもそのためで、そして10年後、第3世界が慢性的な外貨不足に陥ったとき、それらの商社は、カウンター・トレードの技術をさらに向上させて、その専門家となったのです。

専門技術による起業家戦略を使うためには、どこかで何か新しいこと、つけ加えるべきこと、あるいはイノベーションを起こさなければならず、ベーデカーの前にも旅行者用ガイドブックはあったのですが、それらは、教会や風物など文化的な情報に限られていて、イギリス貴族の旅行者は、実務的な日常の些事、ホテルや馬車の料金、チップの額などは執事に任せていたのですが、新しく現れた中流階級には、執事はいなかったので、この事実が、ベーデカーにとって機会となり、しかもベーデカーが、観光客が必要としている情報を知り、それらの情報の入手の方法や、掲載のスタイルをマスターしたあとでは、誰も同じ投資をする気にはなれなかったくらい充実していて、彼のスタイルは、今日でも多くのガイドブックに引き継がれているのです。

このように専門技術による起業家戦略は、発展の初期の段階で行なわなければならず、たとえばアメリカでは、航空機用プロペラを製造するメーカーは、第1次大戦前に設立されている2社しかないのです。

◆不断の努力

専門技術によるニッチ市場が偶然見つかることはほとんどなく、いかなる場合も、イノベーションの機会を体系的に探すことにより、はじめて市場を見つけることができ、そこで起業家は、ユニークな支配的地位に就くことのできる専門技術を開発できそうな分野を探すことが重要で、ボッシュは、生まれたばかりの自動車産業を何年もかけて研究し、アメリカの飛行機用プロペラ・メーカーとして歴史のある、ハミルトン・プロペラは、創業者が草創期の航空機産業を体系的に調査して設立し、ベーデカーは、新しいタイプの観光客を対象とする、いくつかの事業を試みたあと、自らの名を高めることになったガイドブックをつくったのです。

◆戦略の条件

したがって、この戦略の条件として、第1にいえることは、新しい産業、市場、傾向が現れたとき、専門技術による機会を、体系的に探さなければならないということであり、ありがたいことに、そのための専門技術を開発する時間は、十分あるのです。

第2にいえることは、独自かつ異質の技術をもたなければならないということであり、自動車の組み立てメーカーの先駆者たちは、例外なく機械の専門家で、彼らは機械や金属やエンジンについては熟知していたが、電気については素人で、彼らが保有せず、習得の道も知らない知識が必要とされていたのです。

ベーデカーの時代にも出版社はあったのですが、膨大な量の細かな情報を現場で集め、確認し、旅行記者を手配しなければならないガイドブックの編集は、彼らの守備範囲ではなく、そしてカウンター・トレードは、貿易でも金融でもなく、専門技術によるニッチ市場を確立した企業は、顧客と取引先のいずれからも、脅威を受けることがなく、彼らは、技術的、気質的に異質なものに、あえて入り込んでこようとはしないのです。

第3にいえることは、専門技術によるニッチ市場を占拠した企業は、絶えずその技術の向上に努めなければならないということであり、つねに一歩先んじなければならないので、まさに、自らの手によって、絶えず自らを陳腐化していかなければならないのです。

初期の自動車組み立てメーカーは、デイトンのデルコやシュツットガルトのボッシュが尻をたたくとこぼしていたもので、両社はしばしば、当時の自動車の水準をはるかに超え、しかも顧客が必要とし、欲しがり、払えると考えているものさえ超え、さらには、組み立てメーカーが組み立て方さえ見当のつかないような電気系統システムまで提案していたのです。

画像は、昨日の東京支店での経営講義の様子で、昨日は一昨日より質問が多く、活発な経営講義になりました。

昼食と夕食は、蕎麦学校の実習で余った食材を活用し、スタッフたちが作ってくれた、たくさんの種類の栄養価の高い、美味しい食事です。

スタッフたちと一緒に楽しい食事を堪能しました。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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