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うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(最終)」「富の創出能力の増大、社会的イノベーション」

 TV局の方の取材風景

本日のテーマは「ネットの脅威と活用」です。

昨日の続きで、インターネットの恐るべき力で、多くの人たちはインターネットがわれわれのビジネスに及ぼす影響について、軽視している人たちが多いように思います。

例えば、うどん蕎麦店、ラーメン店を新規に開業しても、昔は開店チラシで、開店を多くの人たちに案内していたのですが、今は、まったく必要ないのです。

必要ないどころか、絶対にやってはいけないのですが、麺学校に参加する生徒さんでさえ、理解していない人たちが多く、その場合、いつも当社のHPのお客さまの新規開業の事例の漫画を紹介しているのです。
http://www.yamatomfg.com/cv/storycartoon/oho_tsuku01.html

開店チラシを打ったらいけない理由は下記の通りで、幾つかあるのです。

1.開店前に幾ら店内トレーニングを積んでも、実際のお客さまにサービスをしたことのない人は、初めての開店時にはパニックになることが多く、多くのお客さまに見せてはいけない部分を見せてしまったり、料理が遅れてしまい、せっかくチラシで集め、期待して来ているお客さまの怒りとか、失望を買ってしまうことが多く、とくにお客さまは新規開店の文字に弱く、新規開店の店に、興味を持ち、開店時には、多くのお客さまが来店してパニックに陥ることが多いのです。

2.最近は、ネットの発達に伴ない、食べログ等のポータルサイトが充実し、新規に新しい店が開店すると、食べログ公認のブロガーが訪れ、お店の判定をしてサイトにアップし、もし、開店時にお粗末な料理、サービスを提供すると、最初に悪い点がついて、後から点数を上げることが非常に難しく、最初が肝心で、食べログ等を判断材料にしている一般消費者の新規客を集めることが難しくなるのです。

3.最近はネットが発達し、良い情報も悪い情報も拡散してしまうので、新規開店した店に行ったお客さまが開店時の情報をさまざまなメデイアに発信するので、開店チラシでお客さまを集める必要は一切なく、反対に開店時にチラシ等、一切打たないでも、予想したよりも多くのお客さまが来店し、混乱する場合が多いのです。

4.食べログ等のポータルサイトの出現、そして伝播により、多くの消費者がポータルサイトで飲食店のレベルを調べて、飲食店を選ぶ人が増えているのですが、店舗を運営している店主の方は、この事実を良く知らないのです。

5.ポータルサイトが出現し、それを多くの消費者が利用するようになり、商品力、サービス力が高いレベルで、繁盛する店は余計に繁盛するのですが、レベルが高くなく、駄目になる店は、駄目になる速度が早くなっているのです。

6.ポータルサイトの出現により、少数のレベルが高い店だけが非常に繁盛し、その他の多くの店はお客さまの来店数が減少し、強い店とそうでない店の繁盛の落差が非常に大きくなっているのです。

上記をスポーツの世界に例えて言えば、昔は県大会で優勝しても、国体で優勝しても話題になっていたのですが、今は話題にも上らず、オリンピックに出場するくらいでないと、話題にならないのです。

従って、以前は良い程度の平均点レベルでも繁盛していたのですが、今は95点以上の高いレベルでないと繁盛することが難しく、ビジネスで要求されるレベルが非常に上がっているのです。

昨日指摘したように、デジタル技術の進化、インターネットの急速な進化により、拡散スピードと拡散の範囲が途轍もなく広がり、その速度を増し続け、ここにもハイテクの進化の速度を予言した「ムーアの法則」が働いているのです。

一見すると、ハイテクには無縁のような麺ビジネスにおいても、ハイテクの波は大きな影響を及ぼし、過去の経験、過去の慣習が成り立たないのです。

私がこのようなことを書いている間にも、ハイテクの進化は続き、いろんなITに長けた人たちが、業界の外から、麺業界を大きく変えるような戦略を企てているのです。

いつも業界を大きく変えるのは、業界内ではなく、業界の外からなのです。

以上のように、さまざまな脅威のあるデジタル技術であり、インターネットであるのですが、これからの時代に生きるわれわれは、インターネットをわれわれのビジネスに有効かつ、戦略的に活用し、短期間で大きな成果を得られるようにすべきなのです。

そして、いつでも一番の基本になるのは、商品、サービスのレベルの高さで、常に95点以上の高いレベルでないと通用せず、比べもののないくらい高いレベルでなければ、ネットで拡散しないのです。

ときどき、商品力、サービス力の向上よりもネット対策に力を入れる生徒さんがいますが、それは本末転倒で、ネット時代であるので、余計に他とはまったく異なる高いレベルが要求されるのです。

従って、ネット時代の戦略こそ、トップになる戦略、トップを目指す戦略が重要になり、トップしかあり得ないのです。

このような話をいつも経営講義で行なっているのですが、なかなか理解する生徒さんは少なく、実行しないのですが、100人麺学校に参加した生徒さんのうち、1人でも理解して実行して貰えれば、大成功だと思って取り組んでいるのです。

本年2月21日から始まった、半年間以上に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びの最終のまとめに取り組んでいきます。

「富の創出能力の増大」

既存の資源から得られる富の創出能力を増大させるのも、すべてイノベーションであり、トラックの荷台を荷物ごと切り離して貨物船に載せるという考え方は、新技術とはかかわりがなかったのですが、コンテナー船というイノベーションは、技術の進歩からではなく、貨物船を単なる船としてではなく、運搬用具として見ることから生まれ、重要なことは、港での貨物船の滞留時間を短くすることであり、この平凡なイノベーションが貨物船の生産性を4倍も高め、運搬業の危機を救い、経済史上最高の成長ともいうべき40年間における世界貿易の伸びをもたらせたのです。

初期教育の普及をもたらせたのも、教育に対する理解、教師の育成、教育学の進歩ではなく、最もイノベーションらしからぬイノベーションは、17世紀半ばのチェコの偉大な教育改革者、ヨハン・アモス・コメニウスによる教科書の発明であり、教科書がなければ、いかに優れた教師であっても、1度に1人か2人の生徒しか教えられないのですが、教科書があれば、平凡な教師でも1度に30人から35人の生徒を教えることが出来るのです。

当社の麺學校でも、最初は教科書がなく、プリントのようなもので授業を行なっていたのですが、教科書が完成してから、授業内容のレベルが飛躍的に向上し、授業内容が体系化されるに従い、教科書の完成度が高まり、ノウハウの構築に加速度がつき、次つぎと新しいノウハウが生まれ、1度作成した教科書を一定の間隔で、次つぎとリニューアルし、ある期間が経てば、新しい内容になり、常に改訂版の出版が必要になり、教科書のお蔭で授業内容の進化が速まり、教科書を事前に生徒が読んでくるので、生徒の理解度も高まったのですが、教科書を作るというのは、とてもイノベーションには思えないようなことですが、結果を大きく変え、授業の成果に大きな、良い影響を及ぼし、新規開業者の多くが失敗するのは、マネッジメントの理解不足であるので、マネッジメントの教科書はたいへん意味があるのです。

多くの麺学校の生徒さんたちにとって難しいテーマは盛り付けであり、近々完成する盛り付けの教科書も生徒さんたちには、貴重な財産になり、既に完成している教科書では、デジタル・クッキングについて詳述しているので、無化調でのデジタル・クッキングの理解にはたいへん役立っており、この様にしてみると、われわれが普段イノベーションと思わずに実行していることも立派なイノベーションになっていて、われわれの身の回りにある、普段何気なく接している、何がイノベーションであり、その結果、大きく成果を挙げている内容は何かを理解することが、次のイノベーションを創り出すのに大きく役立ち、われわれ日本人は、イノベーションとは技術革新であり、イノベーションを起こすのは、特殊な人のように思っていますが、イノベーションは不便なところ、不満足から生まれているのです。

コンテナ船の事例では、過去、貨物船が港で荷卸しのために長時間停泊せざるを得ない状態になり、ある貨物船の荷卸しの最中には、次の荷卸しを待っている貨物船が行列になって待っている状態で、これらの貨物船は時間を無駄にしているだけであり、途轍もなく、貴重な資源を浪費していて、お客さまが抱えている不便、不満を取り除くこと、社内外にある不便、不満を解決することがイノベーションに繋がり、その効果は大きく、上記の収穫機を作っていたサイラス・マコーミックは、割賦販売制度を収穫機の販売に取り入れ、ビジネスに大きな成果をもたらせ、いつの時代でも、お客さまが買い易くすることは、需要を創出するためには、欠かせないのです。

「社会的イノベーション」

イノベーションは技術に限ったものではなく、モノである必要さえなく、それどころか、社会に与える影響力において、新聞や保険を初めとする社会的イノベーションに仇敵するイノベーションはなく、割賦販売は、まさに経済そのものを供給主導型から需要主導型へと変質させ、1948年のチェコスロバキアや1959年のキューバのように、共産主義が権力を得て、最初に禁止する経済活動が、割賦販売である理由もここにあり、同様なお金に関するイノベーションとしては、今では当たり前で、誰でも使っているキャッシュ・カード、プリペイド・カード(スイカ等)、お財布携帯、電子マネー等々、数えきれない種類の新しい貨幣が出来、使い始めのころは少し違和感があったのですが、今ではまったく当たり前になり、誰でも普通に使っていて、政府が行なっている補助金政策も、税収確保のための一種のイノベーションであり、今ではごくごく当たり前になっている、給与制度もイノベーションであり、これからもイノベーションを起こし続けていかなければいけない分野で、給与も、その時代、時代のニーズに合った給与制度でなければいけないのです。

18世紀啓蒙主義による社会的イノベーションの1つである近代病院は、いかなる医学上の進歩よりも、医療に対し大きな影響を与え、明治維新までの日本には、病院はなく、病気になれば、町の医者に診て貰い、薬を買って飲むしか方法がなく、明治以降の日本の医療において、病院が果たした役割は限りなく大きく、昔は人生の終わりを迎えるのは、自宅であったのが、現在ではほとんどの人が病院で亡くなり、多様な知識や技術を有する人たちを、共に働かせるための知識としてのマネッジメントもまた、今世紀最大のイノベーションであり、まったく新しい社会、いかなる政治理論や社会理論も準備されていない組織社会を生み出し、明治以前の日本では、会社で誰かと一緒に働くという概念がなく、明治以降、会社組織が出来、人びとの働き方が一変し、経済史によれば、ドイツではじめての蒸気機関車を作ったのはオーガスト・ボルジヒですが、彼は、はるかに重大なイノベーションとして、ギルドや教師、或いは官僚の抵抗を押し切り、今日、ドイツ産業の基盤となっているドイツ特有の工場システムを作り、彼は、広範な裁量権のもとに職場を動かす、敬意を払われる存在としてのマイスター制度や、現場訓練と学校教育を結合させた徒弟制度を作り、今でもドイツは世界屈指のモノ作り大国になっているのは、こうした先輩たちが基礎を作った努力のお蔭であり、今でもその遺産が脈々と引き継がれているのです。

マキャベリの「君主論」(1513)による近代的な政府の概念と、その約60年後の後継者ジャン・ボーダンによる近代国家の概念は、いかなる技術的イノベーションよりも、近代社会に永続的な影響をもたらし、社会的イノベーションとその重要性について最も興味ある例は、近代日本であり、開国以来、日本は、1894年の日清戦争、1904年の日露戦争、或いは真珠湾の勝利、さらには1970年代と80年代における経済大国化、世界市場における最強の輸出者としての台頭にも関わらず、欧米からは常に低く評価されてきたのですが、その主たる理由、恐らく唯一の理由は、イノベーションとはモノに関するものであり、科学や技術に関するものであるという一般の通念にあり、実際、日本は、イノベーションを行なう国ではなく、模倣する国だと見られてきましたが、これは、科学や技術の分野で、日本が際立ったイノベーションを行なっていないためだったのですが、日本の成功はイノベーションによっていて、日本が開国に踏み切ったのは、征服され、植民地化され、西洋化された、かってのインドや、19世紀の中国の二の舞をしたくなかったからです。

日本は、柔道の精神により、欧米の道具を使って欧米の侵略を食い止め、日本であり続けることを目指し、日本にとっては、社会的イノベーションの方が蒸気機関車や電報よりもはるかに重要であり、しかも、学校や大学、官僚機構、銀行、労使関係のような社会的機関の発展、すなわち社会的イノベーションの方が、蒸気機関車や電報の発明よりもはるかに難しく、ロンドンからリバプールへ列車を引く蒸気機関車は、いかなる応用も修正もなしに、そのまま東京から大阪へ列車を引くことが出来るのですが、社会的機関は、日本的であると同時に、近代的でなければならず、日本人が動かすものでありながら、同時に西洋的かつ技術的な経済に適合するものでなければならないのです。

技術は安いコストで、しかも文化的なリスクを冒すことなく導入できるのですが、社会的機関が発展していくためには、文化的な根を持たなければならないので、日本はおよそ100年前、その資源を社会的イノベーションに集中することとし、技術的イノベーションは模倣し、輸入し、応用するという決断を下し、見事に成功し、この日本の方針は今日でも正しいと言え、創造的模倣戦略こそ、きわめて成功の確率の高い立派な起業家戦略であり、仮に日本が他の国の技術を模倣し、輸入し、応用する以上のことを行なうべく、自ら純粋に技術的イノベーションを行なわなければならなくなっているとしても、日本を過小評価してはならず、そもそも開発研究そのものが、ごく最近の社会的イノベーションであり、日本はこれまで行ってきたように、そのようなイノベーションに長じていて、しかも日本は、起業家としての戦略にも長じているのです。

もともと、日本の食文化ではなかった、うどん蕎麦は勿論、ラーメンまでも、最初は海外から日本にもたらせたのですが、その後、日本でイノベーションを遂げ、日本の食文化として、世界に広めていることが出来ていることこそ、日本の得意技の創造的模倣により起業家戦略であるのです。

まさにイノベーションとは、技術というよりも、経済や社会に関わる用語であり、イノベーションは、J・B・セイが起業家精神を資源の生産力を変えることと規定したのと同じように定義することが出来、或いは、近代経済学者がしばしば言うように、供給に関わる概念よりも需要に関わる概念、「消費者が資源から得られる価値や満足を変えること」と定義することが出来、ドラッカーは日本の明治維新以降の社会的イノベーションについて、たいへん高い評価を下していて、このような見方は、ほとんどの人が行なっていないのですが、ドラッカーは、一般的な日本の理解とは異なる理解を示しているのです。

明治維新以降の日本について、考察してみると、栄光と挫折の繰り返しであることがよく分かり、日本のイノベーションも近代国家になる前半、特に明治維新から大正時代にかけては、非常に成功しているのですが、第二次世界大戦で大敗し、第二次世界大戦後の復興期においては、大成功し、成功の後、ずっと沈滞が続き、日本のイノベーションの歴史を振り返ると、明治の初期の弱小国であった頃は、思い切りリスクを取り、その後、日本が欧米の強国に肩を並べるようになってから、日本は方向を変え、戦争に突入し、第2次世界大戦後の焦土で何もない日本は、ゼロからの再スタートになり、思い切り、リスクを取らなければいけない状態になり、その後、経済は急成長し、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われるようになったころから、日本は再びおかしくなり、経済的(国民一人当たりのGDPの伸び)にはこの25年間ずっと停滞しているので、現在の日本において、1番イノベーションが必要な部分は社会的イノベーションであることがよく分かり、そのリーダー・シップを取らなければならないのは、政府であり、われわれ起業家であるのです。

本日は、朝から地元TV局の方が取材に来られたので、社内を案内し、自慢のオートバイの説明をしているところです。

私は、飛行機、自動車、オートバイ、機械等、動く物が大好きなのです。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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