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うどん学校・ラーメン学校・そば学校・パスタ学校で開業&成果アップ|「イノベーションと起業家精神(まとめ)」「外へ出て調べる」 本日のテーマは「真剣さ=姿勢=成果」

蕎麦学校の生徒さんの作品事例

今月の東京支店での経営講義は昨日で終わり、今回は、たいへんユニークな生徒さんが混じっていて、人生の生き方を考えさせられ、学びの多い、面白い、経営講義でした。

それぞれの生徒さんの事業に取り組む真剣さは、質問の量、質問の内容で分かります。

従って、取り組む姿勢で、この人はこのビジネスをやらない方が思った場合は、決して勧めることはしないのです。

当社の麺学校の卒業生で、実際に開業する生徒さんは約3割で、当社の麺学校の生徒さんの閉店率が一般の場合に比較して、以下のように極端に低いのです。

「うどん学校、蕎麦学校、ラーメン学校の卒業生で製麺機のユーザー」の場合、
うどん蕎麦店で、1年未満が4.9%、3年未満が12.7%
ラーメン店では、1年未満は0%で、3年未満は6.6%

ところが、当社の麺学校に来ないで、普通に開店すると、1年未満の閉店率は40%以上、3年未満の閉店率は70%以上もあるのです。

私の授業は、今までの外食ビジネスの常識とか、外食コンサルタントが教える内容とは異なるので、新規に開業する生徒さんにとっては、たいへん違和感が多く、疑問が多いので、質問が多くなるはずなのです。

そして、生徒さん一人ひとりの授業への参加の姿勢をみると、その生徒さんが今までどのような姿勢で人生に取り組んできたかが分かります。

若くても、自立して何か事業をやっているか、或いは、セーフテイネットが張られたサラリーマン人生を過ごしてきたかで、質問の量と質はまったく異なります。

さらに、同じように自立して事業をやっていても、取り組み方の姿勢で質問の内容と質が異なるのです。

今回も経営講義の本を読んできていない生徒さんも多く、そのような生徒さんからは、質問がほとんど出ないのです。

授業の初めから終わりまで、意味のある質問の多かった、若い女性がいましたが、誰もやらないような、ブルーオーシャンの新しい事業に真剣に取り組み、質問も次から次へとたくさん出ました。

同じように、質問がたくさん出ても、理解度が低いので質問がたくさん出る場合と、理解した上で質問がたくさん出るのではまったく異なるのです。

私が最も感心したのは、その女性が、授業がすべて終わったときに、1週間、一緒に過ごしてきた蕎麦学校の生徒さん全員とわれわれ講師全員、東京支店のスタッフたちにプレゼントを配って回ったのです。

多分、1週間お世話になったお礼であったかもしれないし、授業中に他の生徒さんに迷惑をかけたと思っていたのかもしれないのですが、これは、単なるお金だけの問題ではなく、なかなか出来ることではないのです。

今までも、当社はたくさんの生徒さんを迎え、送り出してきましたが、このようなことは初めてで、私もこれには感心しました。

まだ年は若いですが、ユニークな事業に取り組み、相当な苦労を積み重ねてきて、現在のポジションを掴んでいると思いますが、その生き方には感動を覚えました。

若くして、現在の事業である程度のポジションを掴んでいるので、傲慢になったり、謙虚でなくなったりする人は多いのですが、決してそうではなく、授業を受ける様子を見ていても、新しい知識に対する吸収意欲が非常に強く、分からないことは徹底的に質問をしてくるのです。

作り上げたビジネスプランを見せて貰いましたが、細かい部分まで、シッカリ作り込んでいて、すでにやっているビジネスとの相乗効果も十分に検討しているのです。

いつの世にも、競争のないブルーオーシャンの世界が広がっているのに、ほとんどの人たちは、競争にまみれたレッドオーシャンの世界に突っ込み、苦労して、成果が出ないことを、彼女のビジネスを見て、改めて教えられたのです。

今すでに市場が存在し、多く人たちが競争し合う、同じようなビジネスに飛び込むことは、血にまみれたレッドオーシャンの世界で、誰のやっていないが、そこには大きなニーズがあるのがブルーオーシャンの世界なのです。

誰もやっていないだけでなく、そこに大きなニーズがあることが大切で、誰も気づかない、或いは、ほとんどの人が気付いていない市場を見つけることが出来れば、競争がなく、勝ち易いのです。

それは、簡単ではないのですが、それを成し得た人だけが大きな成果を上げることが出来るのです。

これを成功させるには、準備が最も大切で、周到な準備が出来れば、ほとんどの部分は終わっているのです。

価値観の確認、使命、コンセプト等、ほとんどの人が気付いていない大切な部分をキチンとやり切れるかどうかで、ビジネスの成否が決まるのです。

こうしてみると、ビジネスは不思議なことをやって成果を上げるのではなく、当たり前のことを当たり前に行ない、成果を上げるのだということがよく分かります。

従って、われわれにとって一番大切な日々の姿勢は、謙虚であり、素直であり、フレキシブルであり、周りのものすべてに感謝の姿勢であったのです。

そして、そのような心を持ち続けるには、空気の清々しい早朝の瞑想、散歩が欠かせないのです。

本年2月21日から始まった、173日間に及ぶ、「イノベーションと起業家精神」の学びを終え、最終のまとめに取り組んでいきます。

「外へ出て調べる」

しかしここに、もう一つ面白い事例があり、錠前の話の半世紀後の、きわめてビジネスに長けたはずの大きな産業の話で、この話もまったく同じことを教えているのです。

第2次世界大戦後のアメリカで、ベビー・ブームによる団塊の世代が、所帯を持ち、家を買う年齢である20代半ばに達したころ、1973年から74年の不況と同時に、インフレも悪化し始め、住宅の値上がりが大きく、住宅ローンの金利も急上昇したために、住宅が売れなくなり、対策として、住宅業者の何社かが、当時の標準タイプよりも小さな安い住宅を作り、「基本住宅」として売り出したのですが、初めて家を買う人たちにとって買い得とされたこの住宅は大失敗だったのです。

さらに、金利を下げ、支払期間を延ばし、値を引いて売りさばこうとしたが、誰も買おうとはしなかったので、殆どの住宅業者が、予期せぬ失敗に直面した企業が行なうであろうことは、すべて行ったのですが、結果は、不合理な消費者の行動に悪態をつくぐらいが、関の山だったのです。

そこで、ある小さな業者が、何が起こっているか調べた結果、若い夫婦が最初に買う家に求めるニーズに大きな変化が起こっていることを知ったのです。

彼らの祖父母、父母たちの世代とは異なり、彼らが最初に買う家は、一生住むためのものではなく、1970年代の若夫婦は、最初の家に2つのものを求めていたのです。

1つは数年間雨露をしのぐことであり、もう1つは、数年後、大きな立派な家を持つための足がかかりとすることであり、最初の家は、長く住む立派な家を買うための頭金として売らなければならなかったので、「基本設計」の家を誰も欲しがらなかったのは、中古になったとき、良い値で売れるはずがないと考えていたためで、「基本住宅」は、本当の住宅を買うための手助けになるどころか、夢の実現の邪魔にしかならなかったのです。

1950年頃の若夫婦(1970年代の若夫婦の親の世代)の多くは、自分たちが「労働者階級」であることを自覚していて、欧米では「労働者階級」は見習い期間を経て正規の職を得た後は、収入や生活水準もあまり変わらず、年功は、(日本を例外として)賃金よりも雇用の安定において意味があるに過ぎなかったのですが、1970年代の「中流階級」は、45歳或いは48歳に達するまで、所得の着実な増加を期待出来、1950年から75年の間のどこかで、アメリカの若者の現実、認識、教育、期待、仕事が、「労働者階級」から「中流階級」へ変化していて、同時に、最初の家の意味が変化し、価値観が変化していたのです。

この変化は、週末を何回か使って、家を買いそうな若夫婦の声に耳を傾けるだけで分かり、この変化を理解したとき、イノベーションは速やかに行われ、成功し、しかも、その住宅建設業者は、「基本住宅」に大きな手を加えたわけではなく、台所の設計を変え、居心地を多少よくはしたのですが、住宅そのものは、売れなくて困っていたあの「基本住宅」そのものだったのですが、「あなたの家」としてではなく、「あなたの最初の家」、「欲しい家の第一歩」として売られたのです。

家を買おうとする若夫婦は、「基本住宅」以外に、2つ目の浴室や幾つかの寝室、地下室などを建て増ししたモデルハウスも見せられた上、その住宅建設業者は、「基本住宅」を「一生住む家」に増改築するために必要な、市当局の許可証さえ手に入れ、5年後ないし7年後に大きな家を自社から購入してくれる際の下取り価格まで示したのです。

この住宅会社は、「リスクは何もなかった。人口構造から見ても、1980年代の末から90年代までは、1961年の少子化前に生まれた人たちが、それらの下取り価格で、新しい家を買ってくれることになっていた。」と言い、この住宅会社は、予期せぬ失敗をイノベーションの機会として捉えるまでは、ある都市で小さな仕事をしている中小企業に過ぎなかったのですが、5年後には、7つの都市圏に事業を拡げ、そのいずれにおいても最大手もしくは2位の地位を占めるまでになり、1軒も家が売れないという大手の住宅会社がいくつもあった、1981年から82年にかけての住宅不況の時でさえ、成長を続けたのは、「最初に下取り保証をしたときには想像もしていなかったことが起こった。少し手を加えるだけで、かなりの利益を上乗せして売れる新品同様の中古住宅が安定的に手に入るようになった。」からでした。

マネッジメント、特に大組織のトップ・マネッジメントは、予期せぬ失敗に直面すると、一層の検討と分析を指示するのですが、錠前のケースや「基本住宅」のケースが教えるように、それは間違った反応なのです。

予期せぬ失敗が要求していることは、マネッジメント自身が外へ出て、よく見、よく聞くことであり、予期せぬ失敗は、つねにイノベーションの機会の兆候としてとらえなければならないし、トップ自らが真剣に受け止めなければならない事項で、以上の教訓は、多くのビジネスに当てはまり、この話は1970年から80年にかけて、実際にアメリカで起きた話であったのです。

私が当社を創業したのは、40年前の1975年ですから、以上の話はちょうどその頃の話で、私が創業した頃は、ビジネスにおいてマネッジメントの大切さをぜんぜん理解せずに開業したので、最近、麺専門店を開業しようとしている方々と何ら変わらなかったのですが、この40年間で、嫌と言うほどたくさんの失敗を繰り返し、マネッジメントの大切さを理解しているので、麺學校の経営講義では、マネッジメントの大切さをさまざまな方法で繰り返しているのです。

マネッジメントと言えば、難しい学問のように思っている方が多いのですが、決してそうではなく、肝心なところを抑えて、一貫性を持ち、ぶれないことなのであり、学ぶことの大切さを理解し、学んだことを実践することであり、スパイラル上に進化し続けることであり、進化し続けることを楽しい習慣にすることなのです。

今までの悪い習慣(悪い時間の使い方)を良い習慣(良い時間の使い方)に、変えることで、自分の価値観を理解し、使命を明確にして、的確な事業コンセプトを作り上げ、コンセプトの一貫性を守り切ることであり、自分の強みを理解し、強みを更に強化し、弱点を気にしないことであり、ビジネスの本質を理解し、本質に沿って、ビジネスを深め続けることなのです。

儲けを先に優先しようとしないで、社会に貢献することを優先し、多くの人たちの幸せに貢献することを目指すことであり、時代背景を理解し、時代背景に合ったことを追求し続けることであり、上記のことを日々、人生を楽しみながら、探求し続けることであり、自分の使命に沿って、人生の日々を思い切り楽しむことこそ、自分自身の存在意義なのです。

「取引先や競争相手の成功と失敗」

もちろん消費者だけでなく、取引先に起こる予期せぬ事態にも注意を向けることが必要であり、例えばマクドナルドは、創立者レイ・クロックが顧客の予期せぬ成功に注意を向けたことがきっかけであり、当時、クロックは、ハンバーガー店にミルクセーキ用のミキサーを売っていたところ、あるとき、はるかカリフォルニアの小さなハンバーガー・チェーンが、それらの場所や店の規模にしては不釣り合いなほど多く買ってくれていることに気づき、調べたところ、そのチェーン店が、経営を極めて合理的にやっていることを知り、やがて、クロックはその店を買い取り、この予期せぬ成功を基に、10億ドルのビジネスを作り上げたのです。

競争相手の予期せぬ成功や失敗に注意を払うことも、同じように重要であり、いずれも、イノベーションの機会を兆候として取り上げなければならないのですが、単に分析するだけでは不十分で、調べるために出かけなければならないのです。

ビジネスはバランスであり、一方だけに偏るのではなく、常にさまざまなバランスを取り続けることも大切で、事務所の中だけにこもるのではなく、外に出て時代背景の変化、お客さまの価値観、ライフ・スタイルの変化を理解することと、社内のスタッフたちへの理解も併せて大切で、ビジネスは、外と中の双方に気配りし、双方のバランスを取ることが大切なのです。

画像は、蕎麦学校の生徒さんの作品事例で、どうしても、油揚げと天ぷらを使って盛り付けをしたかった生徒さんの作品です。

色バランスが悪かったので、アスパラとズッキーニを使って、修正をしてみました。

今日も最高のパワーで、スーパー・ポジテイブなロッキーです。

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